iMacrosでは基本的にiMacrosのコードでブラウザを自動操作します。でもiMacrosをFirefoxで使うとJavascriptコードを使ってブラウザを操作することができます。ファイルを作って簡単なJavascriptのプログラムを実行してみましょう。
Firefoxをインストールしていない方はこちらの記事を参考にしてください
Javascriptファイルの作成方法
iMacrosファイルの場合
iMacrosアドオンでは 新しくファイルを作るといった機能がありません。iMacrosのファイルを作る場合は、動作を記録することでファイルを作ることができます。以下の動画のような形でブラウザ動作の記録とその再現ができますね。
Javascriptファイルの場合
Javascriptファイルを作成する場合、iMacrosと同じようには出来ません。
では、どうするのかというとファイルを新しい名前で保存するという方法で作成します。
- FirefoxにiMacrosのアドオンをインストールしていれば、Demo-Firefoxフォルダにデモファイルがインストールされていると思います。それを選択して、[Rec]タブの[Save Macro As]をクリックしましょう。
- 出てくるダイアログでファイルに新しい名前を付けてJavascriptファイルを作成します。このときにファイル名を “.js” の拡張子を付けて記述してください。拡張子を付けずにファイルを作成すると、自動的にiMacrosファイル(.iim)が作成されますのでご注意ください。
- Demo-Firefoxの中に作成したJavascriptファイルがあることを確認しましょう。
この場合だと “test.js” が作成されていますね。iimファイルとjsファイルでアイコンが違うことにも注目してください。
iimファイルにJavascriptのコードを書いてしまうとこのようなエラーになりますのでご注意ください。
簡単なプログラムを書いて実行してみよう
- プログラムを選択し、右クリックから “Edit Macro” か、[Manage]タブから[Edit Macro]を選択してプログラム編集画面に移ります。私の場合ですが、右クリックの方が早くのでこちらの方法で行なっています。お勧めです。
- 既に記述されているプログラムを全て削除して、以下のような簡単なプログラムを記述しましょう。これは “hello” と表示するだけのプログラムです。編集後に [Save & Close]をクリックして編集を終えます。
- それではプログラムを実行しましょう。ファイルをダブルクリックするか、[Play] を選択して実行します。ダブルクリックして実行する方が早いのでお勧めです。
- ブラウザの上部に以下のように “hello” と表示されます。
以上が簡単なプログラムの作成と実行方法でした。
iMacrosとJavascriptをどう使い分けるのか
iMacrosはクリックしたりコピーしたりということが得意ですが、条件判断や繰り返しなどが得意ではありません。JavascriptはクリックしたりコピーしたりということがiMacrosに比べて苦手です。
ということで、Javascriptは条件判断や繰り返しを担当して、iMacrosはクリックやコピーを担当するようにすると、両方のいいところを備えたブラウザ自動化が出来るようになります。
iMacrosとJavascriptの連携方法はこちら。