iMacrosを使うブラウザはFirefoxが一番便利です。でも使用するFirefoxのバージョンには注意が必要です。(2017年10月時点の情報)
新しいFirefoxに対応するiMacrosのリリースが予告されました!(2018年4月時点) |
Firefoxの変化とiMacros
Firefoxのアドオン実行環境がバージョン57からWebExtentionという技術で作られたものしか動作しなくなりました。以前のバージョンではFirefoxの内部まで自由に操作出来たみたいなのですが、バージョン57からはそれが難しくなったようです。
iMacorsはFirefoxのアドオンで、この大きな変化に対応出来ていないようです。iMacrosを提供しているipswitchの告知では、開発者が新しいバージョンのFirefoxに対応するため忙しいとされています。来年の早いうちに新しくリリースされるとも書いてありますので待ち遠しいですね!
Our developers are currently busy developing a new version of iMacros for Firefox that supports the new API, and we hope to have something released as soon as possible, likely early in the new year.
iMacrosを使用するためのFirefoxのバージョン
それでは使用するFirefoxのバージョンですが、次の二通りです。
- Firefox 55.0.2
- Firefox 49.0.2
FirefoxのバージョンによるiMacrosの違い
Firefox 55.0.2にはiMacros 9.0.3が対応しており、Firefox 49.0.2にはiMacros 8.9.7が対応しています。
この違いですが、iMacrosは8.9.7の方がやれることが多いです。
iMacros 9.0.3 で使用できない/非推奨の機能
- SCREENSHOT TYPE=BROWSER は使用できない
- SAVEAS TYPE=CPL は使用できない
- TAGコマンドでの File Upload は使用できない
- CLICK (X/Y)は非推奨、代わりにEVENT を使用する
- Javascriptでwindow, content objectsなどのDOMアクセスはサポートしない(これはFirefoxが対応しなくなったから)
- imns (iMacros namespace) へのアクセスが出来ない
9.0.3で8.9.7と一部互換性が無くなっていますが、一番キツイのはDOMアクセスが出来ないことでしょうか。これが出来ないと、jQueryが使えなくなります。(iMacrosでjQueryを使う方法は別に書きます)
ブラウザは定期的に更新されており、新しいバージョンの方が処理が早かったりメモリ使用量が減っていたりと嬉しいことが多いです。できれば新しいブラウザを使いましょう。
でも上記の通り、Firefox 55.0.2だとiMacrosで使えない機能が増えてしまいます。なので、iMacrosをフル機能で使用したい場合はFirefox 49.0.2とiMacros8.9.7を使用し、ブラウザに安定性を求めるならFirefox 55.0.2とiMacros 9.0.3を使用しましょう。
それでもiMacrosのブラウザにFirefoxをお勧めする理由
もしかするとFirefoxのバージョンアップにiMacrosの対応がついていけず、iMacorsは9.0.3で止まってしまうかもしれません。それでもiMacrosとJavascriptが連携できる利点は十分にあります。これは他のページで説明します。
webの仕組みが劇的に変化しない限りFirefox 55.0.2 または49.0.2を使用できると思います。ただ、FirefoxはiMacrosの実行環境と割り切って使いましょう。普段使いのブラウザはChromeなどしておいたほうがセキュリティや速さなどを考えるといいと思います。
Firefoxのダウンロードページ
最新バージョンではないFirefoxは以下のページからダウンロードできます。お使いの環境にあったバージョンをダウンロードしてくださいね。
注意点
Firefoxはデフォルト設定では自動的に更新されるようになっています。これを更新しないように、Firefoxの環境設定の詳細で、”更新の確認は行わない”に設定してください。
iMacrosでFirefoxを自動操作する方法はこちらから! |